こんばんは!歯科衛生士のみんみんです。
今回はテスト対策・国家試験対策にもなる口腔衛生状態の指数に付いてお話していきます。
対象部位・計算方法が全部違くてわからなくなるんだよね
私も学生の時テストに出たな〜
今回の記事では
・OHI
・OHI-S
この5つについて簡単に『判定基準』と『計算方法』を知りたい人向けの記事です!
私は一夜漬けで覚えてテストに挑んだな〜
皆さんは余裕を持って、勉強し覚えていきましょう!
OHI(Oral Hygiene Index)
歯垢と歯石の付着割合をスコア化し、口腔清掃状態の程度を測る指標のことです。
プラークの判定基準(DI)
0:歯垢・外来性沈着物の付着なし
1:歯面1/3以下に歯垢が付着
2:歯面1/3〜2/3に歯垢が付着
3:歯面2/3以上に歯垢が付着
歯石判定基準 (CI)
0:歯石なし
1:歯面の1/3以下に歯肉縁上歯石付着
2:露出歯面の1/3〜2/3に歯肉縁上歯石が沈着
2:歯頸部付近に歯肉縁下歯石が点状に付着
3:露出歯面の2/3以上に歯肉縁上歯石
3:歯肉縁下歯石が帯状に付着
評価方法
第3大臼歯を除く全ての歯が対象です。
口腔内を6ブロックに分けます。頬側と舌側に分けて歯垢・歯石の付着状況を観察します。
上顎:7ー4|3ー3|4ー7
下顎:7ー4|3ー3|4ー7
各ブロック毎に頬側と舌側のそれぞれ1番高い歯垢(DI)・歯石(CI)の値を最高値を代表とします。
歯垢(DI)と歯石(CI)を算出し、その和をOHIとします。
最高値は12・最小値は0です。
計算式
続きて計算式です。
まずは歯垢(DI)と歯石(CI)の値を算出していきます。
歯垢(DI)・歯石(CI)の計算方法はこちらです。
DI=(各群の頬側点数総和+各群の舌側点数総和)/被検歯ブロック数
CI=(各群の頬側点数総和+各群の舌側点数総和)/被検歯ブロック数
どちらも最高数値は6点です。
上記で求めた歯垢(DI)と歯石(CI)の合計点数がOHIの値になります。
OHI-S(Oral Hygiene Index Simplified)
OH-SとはOHIを簡易化して、評価部位を6歯に決め評価する方法です。
判定基準
判定基準はOHIと同じです。
歯垢(DI-S)
0:歯垢・外来性沈着物の付着なし
1:歯面1/3以下に歯垢が付着
2:歯面1/3〜2/3に歯垢が付着
3:歯面2/3以上に歯垢が付着
歯石(CI-S)
0:歯石なし
1:歯面の1/3以下に歯肉縁上歯石付着
2:露出歯面の1/3〜2/3に歯肉縁上歯石が沈着
2:歯頸部付近に歯肉縁下歯石が点状に付着
3:露出歯面の2/3以上に歯肉縁上歯石
3:歯肉縁下歯石が帯状に付着
評価方法
評価方法はOHIと違い決められた6歯で算出します。
対象歯は以下の通りです。
右上6(頬側)|右上1(頬側)|左上6(頬側)
右下6(舌側)|左下1(頬側)|左下6(舌側)
第一大臼歯(6)が欠損している場合は完全萌出している第二大臼歯(7)が対象になります。
中切歯(1)が欠損している場合は反対側の中切歯(1)の唇側を対象にします。
最高値が6・最小値が0になります。
計算式
続いて計算方法です。
まずはOHIと一緒で歯垢(DI-S)と歯石(CI-S)を求めましょう
DI-S=(各部位の頰側スコア合計+各部位の舌側スコア合計)/被検査部位数
CI-S=(各部位の頰側スコア合計+各部位の舌側スコア合計)/被検査部位数
最高値は3になります。
上記で求めた歯垢(DI-S)と歯石(CI-S)の合計点数がOHI-Sの値になります。
まとめ
いかがでしたか?今回はOHIとOHI-Sの評価基準と計算方法についてでした
PCR・PLI・PHPについても評価方法と計算式について解説していきたいと思います。
参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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