1度は悩む石膏のコツと注意点を解説!【あわせて石膏の流れもおさらい】

1度は悩む石膏のコツと注意点を解説! 歯科の知識

石膏つぐのって気泡入るし、ゆるくて流れちゃうしで難しいよね

もう一度流れをおさらいしたいね

今回は

・石膏の流れをもう一度確認したい

・石膏を注ぐコツを知りたい

・石膏を注ぐ時の注意点

人向けの記事です。

最後までお読みいただけると嬉しいです

石膏を注ぐ流れ

まず初めに石膏を注ぐ流れをおさらいしていきましょう!

1:粉と水を計量する

アルジネートと一緒で、必ず粉と水は計量しましょう

慣れて来ると感覚で計量したくなりますが、ゆるくなりすぎたり、硬くてすぐに硬化してしまったりと操作性が悪くなってしまいます。

2:練和する

計量が終わったら練和します。

石膏の際は、ラバーボウルに水を入れ、次に粉を入れます

アルジネートの場合とは逆だから注意しましょう

粉が跳ねないようにまずはゆっくり混ぜます。

混ぜた後バイブレーターを使い気泡を抜きます。

3:盛る

気泡が抜けたら、印象材に石膏を盛ります。

石膏はバイブレーターをかけながら、1方向から少しずつ流していきます

流しながら、気泡が入っていないかチェックしましょう!

気泡が浮いてきたら、探針などでつんつんして気泡抜きをします。

歯列が隠れるくらいまでは1方向からゆっくり流しましょう。

歯列が隠れたタイミングで、トレーをバイブレーターにかけるのを辞めます。

高さを出すタイミングで石膏がゆるい場合は垂れる原因になるので、少し待ちましょう。

4:石膏をトレーから外す

石膏が硬化したら石膏をトレーから外します。

外すタイミングは石膏を触り完全に冷えていたら外しましょう。

石膏がまだ熱い場合は、硬化途中です。

硬化途中に石膏を外すと、割れてしまう原因になってしまうので注意しましょう。

またトレーに石膏が付いてしまった場合はトレーの周辺を軽く叩き余分な石膏を落としてから、

ゆっくり外すと外しやすいので是非実践してみてください!

石膏を注ぐコツと注意点

石膏を注ぐコツと注意点は以下の通りです。

・ラバーボールに石膏をつけて薄く広げると気泡が抜けやすい

・石膏をトレーにつけない・辺縁より外に流れないようにする

・高さ出しの際はバイブレーターを使用しない

・石膏は急に硬くなる

・前歯部を注ぐときはしっかり石膏が流れているか目視する

・石膏の高さは均一にする

この6つになります。

1:ラバーボールに石膏をつけて薄く広げると気泡が抜けやすい

バイブレーターにかけながら、ラバーボールに石膏をつけて薄く広げます

この際気泡が浮き上がったら、気泡抜きします。

この作業を素早く行うことで、気泡が抜けやすいです。

2:石膏をトレーにつけない・辺縁より外に流れないようにする

石膏をトレーにつけない・辺縁より外に流れないようにしましょう。

石膏がトレーに付き硬化してしまうと、外しにくくなります。

流れてついてしまった場合は硬化前に綺麗に取るようにしましょう

3:高さ出しの際はバイブレーターを使用しない

歯列が埋まり、高さ出しのために石膏を盛る際は、バイブレーターを使用しないようにしましょう。

高さ出しのタイミングで振動を与えてしまうと、トレーに垂れる原因になってしまいます。

また気泡ができる原因にもなるので避けましょう。

4:石膏は急に硬くなる

石膏は急に硬化します。

まだゆるいなと油断していると、急に硬くなるので注意が必要です。

ある程度硬くなってきたら、素早く盛るようにしましょう。

5:前歯部を注ぐときはしっかり石膏が流れているか目視する

前歯部は石膏が流れているかしっかり目視で確認しましょう

石膏を外した際にうまく取れていない場合があるので注意が必要です。

6:石膏の高さは均一にする

石膏の高さは均一に盛るようにします。

高さが均一ではないと、トリミングに時間がかかります。

高さは均一にして、できる限り平になるようにしましょう!

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました

参考になれば幸いです!

歯科衛生士みんみん

スマイルナビの記事を書いている、現役歯科衛生士みんみんです!
このブログでは歯科衛生士、歯科助手のみなさんのお役に立てる情報を提供します!
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