プロービングのコツと注意点について徹底解説!【歯周ポケット検査】

プロービングのコツと注意点について徹底解説! 歯科の知識


こんにちは

歯科衛生士のみんみんです。

今回はプロービングのやり方についてお話していきます!

プロービングは歯周治療を行うにあたって重要な検査です。

歯周治療の経過の指標にもなります。

あのチクチクするやつ痛くて嫌なんだよな

何をされているのかわからなくて・・・

重要な検査なのに患者さんは理解していなく、また痛みがあり苦痛を与えてしまっている場合もあります。

歯周治療は1回では改善されず、しっかり定期的に通ってもらうことが重要です。

今回は

・プロービングの基本

・プロービングを行うコツ

・プロービングの注意点

についてお話していきたいと思います。

最後までお読みいただけると幸いです!

プロービングとは?

プロービングとは、

・歯周ポケットの深さ

・歯肉の状態炎症の程度(BOP)

・歯垢歯石の付着状態

などを検査します。

プロービングスキルは新人からベテランまで歯科衛生士に必ず求められるスキルです。

比較的簡単な検査ですが、患者さんに苦痛を与えリコールに繋がらなったり、歯周組織を破壊してしまうこともあるので注意が必要です。

患者さんは新人もベテランも関係なく私たちを信頼する歯科衛生士として見ています。しっかりスキルをつけましょう!

プロービングの基本

プローブのメモリを確認する

プローブには様々な種類があります。

種類によってメモリの間隔が違うので注意が必要です。

正確に測定するためにもまず初めにメモリを確認するようにしましょう。

プロービング圧

プロービング圧を覚えていますか?

適切なプロービング圧は20gー25gと言われています。

感覚が掴めていない場合はまずはかりにプローブを当てて感覚を確認しましょう!

20gから25gは、ほとんど力入っていません。

力を入れてしまうと痛みや歯肉の炎症に繋がるため注意が必要です。

プローブの持ち方

一般的にプローブは執筆状変法で持ちます。

テストに出たね!

執筆状変法はSC時にも使われるためしっかり習得しましょう。

プロービングのコツ

歯軸に合わせて挿入する

プローブ歯軸に合わせて挿入します。

先にパントモを確認しておくと、

・歯槽骨の状態

・歯石付着部位・付着状態

・う蝕状態

・根尖状態

などが確認でき、プロービング時に意識する部位がわかってきます。

パントモでポケットが深そうな部分がわかっているとプロービング時気をつけやすいよね!

またプローブを斜めに挿入して

しまうと正確なポケットが測れないため

しっかりと歯軸に合わせて行いましょう。

固定部位

プロービング時にフリーハンドでは危険です。

しっかりと固定を行うようにしましょう!

部位によって口腔内・口腔外と固定部位を変えてもいいね!

ウォーキングストロークで行う

歯軸に合わせてプローブを平行にし、プローブを1−2m mの間隔で上下に動かしながら歯周検査を行う方法です。

大きくストロークをしてしまうと正確に測れないので注意しましょう

プロービングの注意点

プロービング圧が強い

プロービング圧が強いと患者さんに苦痛を与えてしまいます。

チクチクするの痛くて嫌なんだよ

など患者さんからのクレームが入ってしまいます。

また圧が強いと本来出血しない歯肉溝や歯周ポケットから出血し正確な検査ができなくなってしまうため、プロービング圧には注意しましょう

時間が長い

正確に検査をする必要はありますが、プロービングの時間が長いと開口時間が長いため患者さんが疲れてしまいます。

顎が疲れる

ずっと口開けてるの大変

また歯周検査のためだけのアポイントではないので、

なるべく開口時間を減らせるように練習しましょう。

まとめ

患者さんに正確な検査をするのも重要ですが、時間をかけすぎたり、痛みを与えてしまうと歯周治療に通っていただけなくなってしまいます。

しっかりと練習をして頑張りましょう

最後までお読みいただきありがとうございました!

歯科衛生士みんみん

スマイルナビの記事を書いている、現役歯科衛生士みんみんです!
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